ポメラDM200 親指シフトタイピングで長文テキストが楽ちんに書ける理由 指がしゃべる感覚で入力できる

ポメラはテキスト入力に特化したデバイスです。親指シフトを愛する僕にとって、ありがたいのが、親指シフト入力モードを備えている点です。

旧モデルDM100は親指シフトがちょっとやりにくかった

旧モデルDM100から搭載されています。ただ、DM100ではちょっとタイピングしにくく感じていました。キーがちょっと押しにくい感覚なのです。たぶん私の指が太いことが原因と思います。

新モデルDM200は素晴らしい進化

新型のDM200でも、正直「改善は難しいのでは」と思っていましたし、「もしかしたら、親指シフト入力は消えるかもしれない」と感じていたのです。

ところが、見事なまで真逆な改善が行われた進化モデルとなっています。素晴らしいです。常時、親指シフトタイピングにて、文章を楽に綴れるデバイスです。

もう少しスペースキーが短ければ、とナイモノねだりになってしまう本音もありますが、それほど我慢せずに、同時打鍵の操作も問題なくでき、親指シフトタイピングで文章を綴れています。今読んでもらっているこの文章も、ポメラDM200で書いています。

左親指は無変換キー・右親指はスペースキーに設定

親指キーの設定は「左親指は無変換キー・右親指はスペースキー」にしています。スペースキーが右よりのレイアウトなので、スペースキーを左親指・変換キーを右親指とするよりも、無茶な負担となる指の動きも無いと感じています。

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この写真を見ると、右に寄っていることがわかります。

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左親指を無変換キー・右親指をスペースキーに設定すると、スペースキーを押しても空白が入力できなくなり、代わりに変換キーを押すと空白が入力できます。日本語入力時は全角スペース、英字入力では半角スペースが入力できます。

加えて、漢字変換の操作でのメリットもあります。左親指の操作で無変換とし、右親指の操作で漢字変換の操作がリズミカルにできます。

単文節変換がやりやすい

今回のDM200は漢字変換辞書が賢くなったのですが、文章を一気に入力して漢字変換する連文節変換ではなく、単文節変換の操作が行いやすくなります。親指シフトは単文節変換でリズミカルに、文字を入力する思想です。

ホームポジションにあるバックスペースキーが素晴らしい

もちろん、ホームポジション右手の小指でのバックスペース(前文字削除)操作も忠実に守られています。

同時に、Ctrl+Hキーの組み合わせショートカットキーでも、バックスペースキーが割り当てられており、前の文字を削除できます。

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日本語と英文の切り替えをスムースにする

親指シフトだけでなく、ローマ字入力でも、日本語と英文(アルファベット)の切り替え操作がキーボード左上の「半角/全角キー」もしくは「Capsキー」なのは不便です。

そこで、変換キーの右隣にある「カタカナ・ひらがなキー」を、キー設定の「キー割付」にて「半角/全角キー」としました。これで親指の操作にて、日本語と英文の入力切り替えができるようにしています。

同時打鍵の判定時間も設定できる

今回のDM200では、同時打鍵の判定時間の調整もできるようになりました。私は 40msec に設定しています。これによって気持ちよくタイピングできます。

同時打鍵の判定時間を大きくすると、親指キーと文字キーを同時に押すタイミングがずれても、同時打鍵と認識されます。しかし、一方で、すべてのキー入力一つ一つに、判定時間の待ちが起きてしまって、文字入力がモッサリします。

同時打鍵の操作がシビアすぎない範囲にて、この判定時間はできるだけ短めに設定するのが、気持ちよく文字を入力するコツとなります。

旧モデルDM100では、判定時間を調整できませんでした。正直、嬉しいアップデートです。KING JIMさんのポメラ開発チームに、親指シフトを愛している方がおられるのだろうなぁと感じています。

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素晴らしいキータッチ

なによりもキータッチが良くなったことで、旧モデルより親指シフトタイピングが楽にできるデバイスとなっています。

「価格が高くなった」、「本体重量が重くなった」という評判もありますが、コスト優先とせずに、キーボードを押したときに本体が歪まない頑丈さ(剛成)を確保するために、本体の軽量より強度を優先した製品を発売した決断に感謝です。

価格が手頃でも、文字がタイピングしにくいと感じると、このデバイスが持っている魅力が半減、いや、無くなってしまいます。

親指シフトキートップシール

親指シフト配列のキートップシールが付属しています。とはいえ、貼っていません。タッチタイピングをする上で、キーを見るのは厳禁です。キーを見ないままタイピングできるスキルを身につけると、本当に別世界ですし、楽に文章を綴れます。

これから親指シフトを習得しようという場合でも、キートップシールを貼らないことをおすすめします。

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現状で最軽量な親指シフトタイピングマシン

設定画面での、入力切り替え操作は必要ですが、購入した時点で親指シフトタイピングができ、毎日使っていても満足できる、貴重なデバイスがこのポメラDM200です。

モバイルで親指シフトを行うなら、このポメラDM200か、orzレイアウトのMacBookのどちらか、となります。

テキストを書くことだけに特化したマシン、ポメラ DM200。親指シフトのタイピングが気持ちよくできています。

前のモデルDM100だと、親指シフトタイピングは正直ちょっと残念な部分もありました。ところが、新型のDM200ですと、無理なく楽チンに親指シフトタイピングで文章が綴れます。

まとめると、これら3つが大きな理由です。

  • 本体価格が上がったが、製造コストを容認できるようになって、キーボードの質感が向上した
  • 演算速度が速くなって、ATOKの変換精度がPCと遜色なくなった
  • 同時打鍵の判定時間も調整できるため、気持ちよく親指シフトタイピングできる

価格も高価になったのですが、それで「良し」と企画してきたキングジムさん凄いと感じます。

この機種が売れることで、KING JIMさんから、スペースキーが短くなった親指シフトポメラが登場したら最高ですね。そんな夢を感じれるデバイスです。

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この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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