「えっ!」
大容量リチウムイオンバッテリーは飛行機に持ち込めないのでは?という話を聞きました。「えっ!」知りませんでした。というか、持って出てました。Power Pond Proをマレーシアに。飛行機の手荷物で。
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海外に持って出たんですよ、と書いたことで、「大丈夫です」ということなんですけど。調べると、”あっこれは分かりにくい”のでまとめます。最後にお約束があります。読んでください。法律での規制なのでご理解よろしくです。
リチウム電池とリチウムイオン電池
これを区別する必要があります。どちらも航空機の持ち込みに規制がありますが、充電できるのはリチウムイオン二次電池です。
リチウム電池は充電できません。ややこしい。
モバイルバッテリーは「リチウムイオン電池」です。
2013年8月6日現在の国土交通省の案内
リスト(PDF)があります。これは守らないと行けません。が、分かりにくい。全ての製品を網羅しているので仕方ないのですが。
リチウムイオン電池 160Wh 2個まで
どんなリチウムイオン電池も「お預け手荷物」にはできません。必ず、保安検査を受けての「機内持込み手荷物」です。リチウムイオン電池の持ち込み基準はこのようになります。
- どんな製品も160Wh以下
- 機器内蔵のバッテリー(160Wh以下)の場合は持ち込み 個数制限なし
- 予備電池の場合、100Wh以下なら、持ち込み 個数制限なし
- 予備電池 100wを超え160w以下の場合は、2個まで
- もちろん、持ち込み手荷物のサイズ・重量制限 範囲内
「Power Pond Pro」は151Whです。電子機器内蔵バッテリー...ではなく予備電池です。そう考えておいた方がいいです。なので、「2個まで」は飛行機の手荷物で持ち込みできます。知らなかったのは良くないですが、マレーシアに1個 持って行っても大丈夫だったのです。よかった。結果論 過ぐるけど。
なお、「Power Pond Pro」の容量(Wh)は仕様に書かれていませんので、計算しました。これは後に書きます。
リチウム電池、リチウムイオン電池(バッテリー)が内蔵・装着された一般電子機器類について│航空券│ANA国内線
220Wh
預けれない・持ち込めない。大容量のバッテリーがあります。
Hyper Juice MBP-222 です。最強の220Wh MacBook 最大45時間らしいバッテリーです。基準を超えています。持ち込みできません。飛行場に持って行っても詰みますのでご注意ください。
MBP-222以外のHyper Juiceは、手荷物にて持ち込み可能です。
こちらの記事でも指摘されています。
JAL / ANA さんの案内
- おあずけ・機内へのお持込に制限がある手荷物 | 安全・運航情報 | JAL企業サイト
- JAL国内線 – お手荷物について
- JAL国際線 – お手荷物について
- リチウム電池、リチウムイオン電池(バッテリー)が内蔵・装着された一般電子機器類について│航空券│ANA国内線
- 機内持ち込み手荷物について/手荷物について│航空券│ANA国内線
リンク先に”リチウム含有量が2gを超える場合”とありますが、これは”充電できない”リチウム電池の基準です。充電するリチウムイオン電池の条件ではないのでリチウムの重さ?と考えずに大丈夫です。あくまでも160Whの容量が基準になります。
パソコンはどうなの?
大丈夫とは思いながらも調べました。Macの場合ですと、38 – 95Whの内蔵バッテリーでした。持ち込みできます。
レッツノートのLサイズバッテリーは、98Whでした。
Power Pond Pro 容量は?
Wh = 電圧(V) × 電流容量(mAh)です。
3400mAhバッテリー12本で電流容量は40800mAhです。このパッテリーはパナソニック製を使っています。
パッケージに案内があります。電池電圧が3.6 もしくは 3.7 V仕様を使っています。今回は多めに見積もりました。
3.7(V) × 40800 (mAh)= 150960 (mWh)つまり、151 Wh になります。
円筒形リチウムイオン電池 | リチウムイオン電池 | 電池・エネルギー機器 | 電子デバイス・産業用機器 | Panasonic
電池全体のお願い
ANAさんのサイトには”乾電池を含む電池を機内に持ち込んでください”と案内がありました。従うようにしてください。
リチウム電池、リチウムイオン電池(バッテリー)が内蔵・装着された一般電子機器類について│航空券│ANA国内線
お約束
この国土交通省・ならびに JAL / ANAさんの案内を元にして調べました。2013年8月6日現在の情報に従っています。
お約束をひとつ、参考にということでお願いします。今後規制が変わる可能性もあります、航空会社によって取り扱いが異なるかもしれません。
最新の航空会社の取り扱いと航空法にしたがって、楽しい旅にお出かけください。
デジカメのバッテリーは?
デジカメのバッテリーは?どうなるのか?個数制限に含まれるか?を再度調べ、追記(2015年7月17日)しました。
一眼レフデジカメなどは、電池をよく使うので、旅行中に3個のバッテリーではちょっと不足するケースもあるかと思います。
JAL・ANAのサイトを見ますと、
- 予備電池のリチウムイオン電池(バッテリー)はワット時定格量が100whを超え160wh以下のものは「2個」まで
- 容量がワット時定格量が100whより小さいものは「個数制限」なし
ということでした。
参考ページ
たとえば、Sonyのデジカメで使われているバッテリー(NP-FW50)は7.7Whなので、個数制限なしとなります。
そして、下のような大型の100Whを超えるリチウムイオンバッテリーは一人「2個」の数量制限となります。
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なお、最終的な判断はご利用される航空会社の判断となります点もご理解くださいませ。
もうひとつエントリーを読んでいかれませんか?
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