ローカル録画のみ、私にとって嬉しい機能が用意されているのに気づいた。
(なお、本記事は、2020年8月 下旬・Zoom Ver5.2 が前提です。)
Zoomで開催したオンラインセミナーや講座(ウェビナー)を動画収録するのは、クラウド録画が便利だ。
一番のメリットは、Zoomのオンラインが終わったあと、動画データの作成は、Zoomのサーバーで行われるから、PCは別の作業に使ったりシャットダウンできる。
それに対して、ローカルレコーディング(録画)では、そうは行かず、Zoomを終了したタイミングから、動画データの書き出し処理がPCで動き始める。
PCの性能によっては、他の作業を同時に行うのが無理だし、まして、PCをシャットダウンやスリープすることもできない。
貸会議室をレンタルして、Zoomオンライン配信を行い、ローカルレコーディングを使っていると、退室時間になっても、書き出し処理が終わらず、PCをそのままそっと持って、、と。
なので、基本的には、クラウド録画をオススメする。そして、Zoomの有料アカウント Pro プランだと、クラウド録画の容量は、1GBが使える。しかし、1GBは、3時間のオンライン配信をギリギリ記録できるか?どうかで、動画保存スペースとしては、心許ない。
Zoomには、このクラウド録画の1GBを拡張するオプションプランが用意されている。
追加料金 | 使える動画ストレージ |
$40/月 | 100 GB |
この契約を3年ほど使っていたが、昨日解約した。
理由は、クラウド録画では利用できない収録方式が、ローカル録画では実現できるから。
決め手になったのが2つ。
- プレゼンテーションのバーチャル背景機能はローカル録画でレコーディングしないと、合成された映像が記録できない。
- 参加者の音声データを各々の参加者に別ファイルで収録できる
Zoomアプリの「レコーディング」オプションのスクショがこちら。
1つ目のバーチャル背景でプレゼンテーションと合成する機能は、おそらくクライアントサイドで生成されている。
よって、クラウド録画では、プレゼンテーションと人物が通常の画面共有と同じように、別の場所に配置された状態で録画される。
これは、視聴するときに参加者(クライアント)も最新版のZoomアプリが必要という仕様から推測した。
ローカル録画だと、合成された映像が記録できる。なので、クラウド録画の魅力が減ってしまった。
2つ目は、上のスクショでチェックを入れている「参加者ごとに個別のオーディオファイルで録音」が、神機能だ。後から講座を動画に編集するときに、音のクオリティを上げたい場合、参加者ごとにチューニングを行いたい。
そうなると、音声データが個別に分かれているメリットが、とてつもなく大きい。参加者さんがミュート忘れて記録されたノイズを消すこともカンタンだ。
この機能もクラウド録画では使えない。
Zoomが終わってから動画データを書き出す時間があるデメリットより、上2つのメリットが勝った。
となると、クラウドレコーディングを使わなくなった。ということで、毎月の40$のオプション契約を解除した。
あ、あと、クラウド録画の場合、あとで使うのかどうか?は後回しにして、全部のZoomを録画していたが、結局、データを使うとしても、全部を収録している動画データから、必要な部分を抜き出す編集が必要だった。
さらに、実はほとんどのデータは録画しても、、全く見ず、クラウド録画の容量を使っている、、という状態だったので、ローカル録画で必要なところだけ録画するに切り替えて正解とも感じている。
Zoomに詳しくなりたいなら、必携の1冊はこちら。