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NOTO〈能登〉日本酒応援団(株)高島屋限定 -生酒-しずく斗瓶取り 無濾過生原酒 純米大吟醸

2022年年末に、大阪 難波の高島屋 地下にあるお酒コーナーにて購入。

価格は5千円後半。4号瓶でこの価格帯なので、お値段は高い。だけれども、それに見合う、いや、それ以上のおいしさだった。

2日に分けて飲んだ。

栓を開けた1日目は、フレッシュでキリッとしつつ、後味は華やかな味わい。一緒に飲んだ家族は、ワインみたいというぐらいだ。日本酒によくあるべっとりした感じが全くない。透き通った味を楽しめた。

2日目は、少し味が落ち着いていた。その分、艶やかさが増えて、しっかりとしたお米の旨みも感じる味で楽しかった。

このお酒は、高島屋さん専売とのこと。「テロワール日本酒」を追求している日本酒応援団株式会社さんが創る「KINMIsake」ブランドの中でも、辛口な能登の数馬酒造さんによって作られた日本酒。

テロワールとは、 フランス語で「地球」や「土地」を表す “terre” から派生した言葉で、その土地ならではの”味わい”という感じと、僕は解釈している。

お酒を口に入れるたびに、能登の景色が広がる。

テロワールを謳っているので、酒米も石川県産の五百万石、48%まで磨いている。

このお酒のポイントは、「生酒」。

火入れを行わずに、蔵で醸造されたまま、麹菌が生きている状態で瓶詰めされている。そのため、冷蔵庫保管必須。(生酒と火入れについて詳しくはこちら

さらに、「しずく斗瓶取り」であること。

斗瓶は、”とびん”と読む。”しずく”とあるので、発酵してできた醪(もろみ)を、酒袋に入れて、自然の重みだけで、滴り落ちるお酒を集めて、火入れせずに瓶詰めしたのが、このお酒になる。

しずく取りとも言われるが、メリットは、加圧しないので、余分な成分が押し出されることなく、華やかでありつつも、繊細な味わいのお酒になる。一方で、手間も時間も必要になり、作れるお酒も少量となる。

生酒なので、同じ月の12月製造だ。新鮮なまま瓶になっている。

高島屋 専売とのことなので、高島屋のお酒コーナーで探してみてほしい。

特に、しっかりした辛口がお好みだと、飛び上がる旨さを味わえる。

この記事を書いた人

大東 信仁

カンパチが好きです。

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