原材料は、水はどこのか?個性は生まれているのか?
どこの水を使っているか?水によって個性が生まれているのか?だとおもう。残念ながら公表されている国産製品は少ない。国産の製品は日本国内だろうけれども。海外の製品は採取地が特徴になっている。また、炭酸を添加しない天然炭酸水は採取地を特徴にしている。
軟水と硬水。聞き慣れない言葉が出てくる。これをわかりやすく説明しているのがこのサイト。[水と生きるSUNTORY 水と地域「軟水、硬水、炭酸水」] 参考にしてほしい。
原材料が、”水・炭酸(二酸化炭素)”のみ
この中で原材料が、”水・炭酸(二酸化炭素)”のみなのは「セブンプレミアム そのまま飲める炭酸水」と「ウィルキンソン タンサン」。「サッポロ おいしい炭酸水」。
そのまま飲める。でもどこの水だろう?
「セブンプレミアム そのまま飲める炭酸水」の採取地は公表されていない。製造元を見ると、アサヒ飲料とある。もちろん、セブンイレブンの意見でできた製品なので、ウィルキンソンとは性格が異なるのは納得できる。もしかしたら使っている水は同じかもしれない。
純水使用
「サッポロ おいしい炭酸水 」は”純水・炭酸”が原材料とうたっている。採取地は公表されていないものの、純水使用を特徴にしている。いろいろ入っ ている飲み物を避けたい場合は、原材料が水と炭酸(二酸化炭素)のみを選べば良いと思う。このような選択ができるのも、商品が増えたおかげだとおもう。歓迎できることだ。
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食品添加物(塩化Ca、硫酸Mg)が含まれている
「サントリー ソーダ 」の原材料は、”水、二酸化炭素、塩化Ca、硫酸Mg”。わずかな苦みを感じる。この成分によるものだろう。Caだからカルシウム、Mgだからマグネシウムなのだが、よく見ると、塩化Ca、硫酸Mgと書かれている。化合物成分だ。塩化カルシウム(塩化Ca)・硫化マグネシウム(硫化Mg)どちらも食品添加物。天然由来のカルシウム(Ca)・マグネシウム(Mg)ではない。食品添加物だから、どうかとも判断できない。ただ含まれている製品ということを知っておくのは悪いことではないだろう。
明石で作られているのかも
アサヒ ウィルキンソン。採取地は公表されていない。元原料産地・原料加工地はともに日本。ナトリウム: 0 mg、リン 1未満 mg、カリウム 1未満 mg。これはほとんど含まれていない意味だ。ウィキペディアによると、兵庫県のアサヒ飲料株式会社 明石工場で生産されいるようだ。
アサヒ飲料のホームページからは確認できないので、実際にどこの水かはわからなかった。
ジンジャーエールはジンジャエール
「カナダドライ クラブソーダ 」は”炭酸水素Na 、クエン酸Na 、リン酸K 、リン酸Na”が含まれている。うすいジンジャエールの味がすると前の記事でも指摘した。
ジンジャエールはジンジャエール。水の味ではなく、ジンジャエールの味がした。
イタリア生まれの硬水
Sanpellegrino(サンペレグリノ) の採取地はイタリア 北部 ロンバルディア州サン・ペレグリーノ・テルメ。日本の水はほとんど軟水だが、 Sanpellegrino(サンペレグリノ)は硬水。ミネラル含有量はカルシウムが208(mg /L)マグネシウムが53.5 (mg /L)と豊富に含まれている。豊富なミネラルを含んでいるために、引き締まったしっかりとした味。
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南フランスの天然炭酸
Perrier(ペリエ) は南フランス産のスパークリング・ナチュラルミネラルウォーター。濃密で強く、刺激的な泡の天然の炭酸によるすがすがしい爽快感が特徴。硬水。日本の軟水とくらべると、豊富なミネラルを含んでおり、引き締まったしっかりとした味。Sanpellegrino(サンペレグリノ)との違いは、刺激的な炭酸と組み合わさっている点、炭酸の強さが両者の特徴を大きく違うものにしている。炭酸の強さからわずかな苦みを感じる。ビールの苦みを10としたら、 Perrier(ペリエ)は2から3ぐらいだ。
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福島県大沼郡金山町の天然炭酸水
「国産 天然炭酸の水」(無印良品) 500mlは「福島県大沼郡金山町」と明記。採取地を明記している炭酸水はめずらしい。ブナ林、その地下にある幾層もの地層のフィルター、奥会津の自然がつくった、雑味ない・まろやかな口あたりの軟水のミネラルウォーター。
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大阪府三島郡島本町山崎
サントリー ザ・プレミアムソーダ 山崎の天然水でつくったソーダはは大阪 山崎。大阪と京都の境近く。名水の土地だ。サントリーの山崎蒸留所がある.近くの水無瀬神宮の地下水は「離宮の水」と呼ばれており、日本名水百選にも選ばれた清らかな水。山崎の水は軟水の中でも比較的硬度が高い(硬度94度)。ミネラル分の多い水だ。これが特徴のある豊かでやらかい味を作り出している。もちろん雑味は全くない。ラベルに採取地:「大阪府三島郡島本町山崎」を書いてあるのが誇らしい。
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まとめ
前の記事では、9つの炭酸水を飲み比べた。この記事で比べたが製品ごとの味わいも違いがある。その味わいの特徴を大きく決めているのが水だろう。特に天然炭酸水は特徴がはっきりと表れていると感じた。水に興味を持ってもらえたら、ぜひ水も楽しいで欲しい。日本の水は世界でもとても素晴らしいのです。右の本では、家にいながら日本中の名水を訪ねることが出来る。そして身近なところにも名水はあるので、ぜひ実際に体験してほしい。おすすめです。
軟水か硬水か?と単純に比較するのも良いだろう。さらに、今日は炭酸水を通じて、どこへ日本そして世界旅行に行こうかと想像しながら楽しむともっとおいしいのではないだろうか?そんな炭酸水を下に紹介します。おすすめです。
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