横向きの写真で撮ったのに、縦向きに。なんでやねん。ということ、ありませんか?
最新iOS16に対応する点を追記、従来のiOS対策法も両方わかる記事です。
iPhoneで机の書類を写真に撮ったとき、iPhoneを横向きにしているのに、90度回転してしまって、縦写真になるときがあります。
写真アプリから、編集で写真を回転させれば、済むとはいえ、面倒です。
90度回転してしまっているiPhoneの写真
↓ 本当はこの横向きで撮影したいのに
↓ 横に回転してしまった写真
思った向きと違う写真になってしまう理由
どうして、思った向きと違う写真になるか?理由が、わかりました。
どっちが「上?」なのか、iPhone本体が、勘違いしているために、このトラブルは起こります。
iPhoneには、ジャイロセンサーが内蔵されており、どんな角度で、どんな向きなのか、検出する機能があります。
しかし、ジャイロセンサーが、上手にiPhoneの向きをチェックできない場合があります。
例えば、机においたiPhoneをそのまま持ち上げて、縦向きから横向きに回転させた時などは、ジャイロセンサーがうまくiPhoneの角度を検出できない様子です。
そのため、iPhoneの向けている向きと、カメラアプリが解釈する向きがずれてしまいます。
カメラアプリでの向きを確認する
iPhoneのカメラアプリ。実は、どの向きに解釈しているか、画面上に表示されています。
下の写真の画面右下にあるカメラのマーク。
これが、向きを示しています。
ちなみに、このマーク(アイコン)を押すと、外カメラを使うか、インカメラを使うか?の切り替えになります。
一眼レフカメラみたいなマークが、縦方向を向いているので、この場合は、縦位置の写真になります。
マークのデザインがiOS14以降から変更に。一層分かりにくくなりました。
こちらに書いています。
下の写真は、カメラのマークが横を向いています。
なので、横位置の写真となります。
iOS14 カメラマークが分かりにくくなった
改悪です。iOS14で、お洒落になったけど、iPhoneが縦向きなのか、横向きなのか、どう認識しているのか?パッと見ただけでは気付きにくいデザインへ変更になりました。
元々のカメラマークでも気づきにくいのに。
矢印マークの向きをチェックする必要があります。
下の黄色でマークした部分に注目です。
2つの輪になっている矢印の繋ぎ目が水平方向を示しています。
なので、黄色でマークした状態は、【縦向き】写真になります。
一方、下の赤色でマークした矢印の輪の繋ぎ目が移動しており、下のスクリーンショットでは長方形の長い方向に繋ぎ目があります。
この状態だと、【横向き】写真になります。
iPhoneのセンサーに向きを伝える動作を行う
ジャイロセンサーに正しい向きを伝えるコツとしては、iPhoneを地面と垂直に立てた状態にすることです。(iOS14でも同じです。)
なので、
机の上のiPhoneを手にし、そのまま、iPhoneを机と水平なまま、90度回転させて、机の上に置いている本などを撮影すると、iPhoneが自分の向き(ジャイロセンサーの検出結果)が勘違い状態で、写真が回転しちゃうのです。
じゃ、どうすれば、いいのか?
机の上のiPhoneを手にし、一旦、手を返してiPhoneを机と垂直になるようにして、その状態でiPhoneを回転させると、ジャイロセンサーは正しい向きを検出してくれます。そのあと、iPhoneを机と水平に戻して、机の上の本などを撮影すれば、不用意に思った向きと違う写真にはなりません。
お試しください。
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