新品のスタッドレスタイヤは慣らし運転を晴れた日のアスファルトで行う いきなりの雪道はあぶないです

師走の忙しい12月中旬に冬将軍さんが雪を持ってきた様子です。仕事のことを考えると積もってほしくない...ですね。

『スタッドレスタイヤ』の取り付けで大忙し!

こんなニュースが夜に流れていました。

18年間 雪が積もる山陰 鳥取で過ごしました。前日に『新品』のスタッドレスを車に装着する気持ちは理解できます。でも、、タイヤは少なくても200km 出来れば 500 km ほどの”慣らし”運転を行ってこそ性能が発揮できます。

慣らしがないとグリップ力が発揮できないのです

慣らしが出来ていないと、スリップしやすい場合もあるんです。では、なぜ慣らしが必要なのか?ですよね。なお、スタッドレスタイヤに限らず”夏タイヤでも”同じです。これを実感した体験があります。後で説明します。

地面と接するゴムの表面を一皮めくる必要があるから

新品のタイヤは綺麗です。ピカピカ。地面に接する部分もピカピカです。ここが削れていたら..新品なのに!ってなりますよね。でも、その綺麗なゴム表面のままだと、設計されたタイヤのグリップ性能が発揮できません。

地面と接する面のゴムの表面をちょっとだけ削ることが必要なんです。タイヤを作るときに、ゴム表面に油が着くので、これを取り除く意味もあります。

実際に道路を走って、慣らす形で”表面のゴムを一皮取り除く”ことで、タイヤの性能が発揮できるようになります。

慣らしは晴れているアスファルト路面で

慣らし運転は晴れているアスファルトの路面で。スタッドレスタイヤもです。

200 km以上の距離を一定の速度で走ってください。

これはブリヂストンさんのサイトにある案内です。ならし走行が必要と注意事項に明記されています。

狭い日本です...ずーと同じ速度で走れる道はありません。なので、500 Km ぐらいの距離を慣らし運転にしています。12月上旬に雪が降るだろうと予想して、2から3週間前に交換するようにしていました。

スタッドレスタイヤを上手に使う方法がわかりやすいページもあります。安全運転を支えるタイヤです。知っておきたい知識です。

雪が降りそうになってからのタイヤ交換は混雑します。

鳥取に移った頃はそんな段取りのことを知りませんでした。なので、明日雪ですという天気予報を見て、スタッドレスタイヤに交換したこともあります。

明日が雪の予報なので、もう雨が降っているんですよ。お店に慌てて行って交換してもらうにも、混雑して3時間待ちとかです。そこで疲れて帰ってきて..交換した後の夏タイヤを片づけるのも寒い冷たい雨の中です。

自分でタイヤ交換をやるなら、なおのことです。寒い雨のなか、凍える手でナットを回したんですよ...。寒かったです。

前もってなら天気の良い日に出来ますから、、事前の段取りをおすすめします。

スタッドレスタイヤで変化する車の動きに慣れる意味もあります。

スタッドレスタイヤに交換したら、ハンドルを回した感覚と車の動きが変わった経験もあります。オーバーステア気味に、なので、体の感覚を切り替える時間も要ると思います。

夏タイヤでも慣らしが必要と感じた体験

鳥取から高知を日帰りで往復したことがあります。タイミングよく前日に夏タイヤを新品に買い替えて交換しました。行きと帰りで運転の間隔が違うことに気付いたんです。

行きの時は「ハンドルが少し軽いな..収まりが悪いな..」と思っていました。帰りにハンドルを握っていると「運転が楽になってない?」「なんかすーと真っすぐ走って気持ち良い」そんな感覚に変わりました。

慣らし運転が必要なんだ!と納得した体験でした。なお、ブリヂストンさんのタイヤでした。

東京で年に1回の降るか降らないか?のときはどうするの?

偏った意見ですが、あきらめて車に乗らないのがいいと思います。車に乗らなければ、スリップ事故を起こさずに済みます。

いや、車が使えないと困る..ということなら、天候に関係なく冬になったらスタッドレスに交換するようにしたいです。夏タイヤでは1cmも積もってないけど..薄く白くなった路面でも事故を起こしますから。

普通の車はだいたい1.5トンぐらいの重さがあります。スリップしたら、この1.5トンが滑って何かにぶつかるのです。一番大切な点だと思います。

スタッドレスタイヤでも「えっ」というタイミングでヒヤリとしたことがあります。ゆとりの安全運転を。

この記事を読んだ人はこちらの記事も読んでいます

雪道を走るときに車に積んでおきたいのが角スコップ。 

朱鷺 アルミ角スコップ (角スコ)
株式会社 坂謙
売り上げランキング: 15,346